Event Report 「未来をつくる!学生のソーシャルアクション報告会」
- 祐介 河西
- 2025年12月22日
- 読了時間: 4分
「地域と連携して、未来を変えるアクションを!」
12月13日(土)、江戸川大学の会場にて、県内の高校・大学等による活動報告会が開催されました。 地域課題の解決や社会的インパクトの創出を目指し、日々探究・実践を続ける学生たちのプレゼンテーション。それぞれのフィールドで積み重ねてきた活動の成果を共有し、互いに刺激を受け合う、熱意に満ちた一日となりました。その様子をレポートします!

日本体育大学柏高等学校 撮り旅in 柏:「地域と連携した柏市のPR活動」
大手映像制作会社のプロによる指導のもと、柏市のPR動画制作に挑戦。企画や撮影現場での実践的な苦労を経て完成した作品は、柏駅や都内の大型ビジョンで放映されました。この経験から映像への道を志し、春からは関連分野の大学へ進学。「今後も活動を続ける」と力強く宣言しました。

千葉県立小金高等学校 スマイル FOR STUDY:「参考書×子ども食堂 ~繋ぎ、寄り添い、支える未来~」
経済的な理由による教育格差の解消を目指し、参考書の無料貸出と子ども食堂「すまいるCANTEEN」を組み合わせた活動を展開しています。 平日に一人で過ごす子供たちの居場所として、おにぎりと汁物を提供。あえておにぎりを「自分で握る」スタイルにすることで、子供たちの自主性を育む独自の工夫を取り入れています。 活動を通じて「食事だけでなく心も満たす場」の重要性を再確認し、今後は補助金のみに頼らない運営モデルの構築を目指します。この点が持続的な仕組みへの昇華が期待されると評価され、大賞であるSSSC賞が授与されました。
SOCIAL STARTUP STUDIO CHIBA ソバニボットプロジェクト:「心の余裕を作りだすAIチャットボット」
「人に相談したいけれど、相手に気を使ってしまう」——そんな自身の繊細な悩みから生まれた、自己肯定感を高めるAIチャットボットの開発プロジェクト。 高校時代からプロトタイプ制作に着手し、現在は情報通信工学を学ぶ傍ら、大学の給付型奨学金の獲得や、クラウドファンディングを通じた資金調達・仲間集めを成功させるなど、その行動力が実を結んだようです。 発表では、ユーザーが求める反応(共感の有無など)をより細やかに反映させるための改良点や、開発の壁について共有。「一緒に考えてくれる人を募集しています」という真摯な呼びかけに、会場からは応援の眼差しが向けられました。

千葉県立柏の葉高等学校 チームたぬけん:「小学生のためのGPSアートを用いたまち探検アプリの開発」
小学生の地域学習における「体験の減少」という課題に対し、歩いた軌跡が地図上の絵になる「GPSアート」を組み合わせたユニークなまち探検アプリを開発しました。 楽しみながら地域を歩くことで自然と発見を促すこのアプリは、音声入力による安全性への配慮など、小学生目線の工夫が随所に施されています。実証実験でも地域理解の深化が確認され、ICTを用いた教育の新たな可能性を提示しました。 チームたぬけんには、実行委員長からの特別賞としてNext Innovator賞が授与されました。
江戸川大学 山田ゼミ:「えどがわキッチン」
長期休暇中に、親子で共に思い出に残る特別な時間を過ごせる場を作りたいという思いから、大学のメディア施設を活用した「体験型×メディア型」カフェを提案しました。 単なる料理教室にとどまらず、マスコミ学科の本格的な機材を用いて、親子が主役となる動画を学生と共に制作するのが特徴です。映像作品という「形」に残る共創体験を通じ、親子の絆と子どもの自己肯定感を育むユニークな食育の形に、会場からは高い関心が寄せられました。

フィードバックと交流の時間
全発表終了後は、ワールドカフェ形式での交流会を行いました。 一方的な発表で終わらせず、それぞれのプロジェクトに対して「ここが良かった」「次はこんなことができるのでは?」といった意見や、次なる取り組みへのアイデアを共有し合いました。学校や学年の枠を超え、互いの熱量に刺激を受け合う活発な議論が交わされました。
先生方からの講評とエール
最後に、各校の引率の先生方から、挑戦を続ける学生たちへ熱いエールが送られました。 特に、今回会場をご提供いただいたホスト校・江戸川大学の山田洋介教授からは、「各校とも授業やゼミ内での取り組みとは思えないほどレベルが高い」とのお褒めの言葉をいただきました。また、「こうした学校間の交流を今回限りで終わらせず、今後も継続していきたい」という意欲的なお話をいただき、会場は温かい拍手に包まれました。

結び:実行委員会より
SOCIAL STARTUP STUDIO CHIBA 実行委員会としましても、年に1回はこうした報告会を開催し、社会に向けて意欲ある取り組みに挑戦している学生の皆さんに、スポットライトが当たる場を作り続けていきたいと考えています。
ご参加いただいた学生の皆さん、先生方、そして関係者の皆様、本当にありがとうございました! 次回の開催でも、新たなイノベーションの芽に出会えることを楽しみにしています。


















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